時の流れ
癖というのはなかなか直らないものなのである。その癖は性格の一部であり人間はそれぞれ違う癖を持っている。人間はだからこそユニークな存在であろう。昔を顧みて今(げんだい)を惜しむのは私の癖である。特に今は悲しいわけではないが、むしろどう見ても幸せなのである。多分今の気分のせいかも知れない。
最近高校時代が恋しくなっている。先月21歳になった。幼いころ寝かしつけてくれた祖父に「お爺さんは仕事がなくて楽だね。私も早く大人になり たい。」と言ったことを今でもはっきり覚えている。折り良く又は悪しくそれは時によるが、私は4歳からのことをあらかた記憶に濁りなく残っている。祖母が去ってもう2年が経つ。時が知らぬ間に流れてしまったのである。人と離れる痛みは耐えがたいものなのである。その苦痛と人と会える日があれば別れる日も必ずくると言う自然の摂理の恐ろしさも祖母がいなくなって初めて感じたのである。多分私は高校時代が恋しいのは当時祖父母が元気で私と一緒にいつもいたからかも知れない。いいえ、それが理由なのである。祖父もいつかこの世を去る。私はもう少し強くならなければなりません。人間は思い出のなかに慰めを見出し生きていくが、皮肉なことにその思い出というものは心を痛めるのである。パソコンにBeatlesの「Yesterday」と言う曲が5回目流れ始めた。
去年は京都にいた。春風の心地よい温もりを感じながらこの文章を書いたのだ。
いつの間にか祖父も亡くなった。その朝、祖父の死の知らせを受けて心苦しい思いをした。時間によって痛みも和らいだ。しかし一年が経つ今日、心の奥底に捨ててしまったと思ったものが蘇ろうとしている。一年前に捨てたと思ったものにけつまずいたような感じ。
人間は感情が抑えられない。その力は「時」がもっているのだ。川の水が先のとがった石の表面を滑らかにし、結局粉々にしてどこか遠くへ連れて行くのと同じく、時の流れが心を痛む思い出を和らぎ、やがてその思い出も消え去るのであろう。心が苦しむのは仕方がない。ただ時の流れに任せるだけだ。
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昔を顧みて今(げんだい)を惜しむのが私の癖である。It can be「は」 but 「が」is more natural.
今は特に悲しいわけではなく、むしろどう見ても幸せなのである。
折り良く又は悪しくそれは時によるが、私は4歳からの出来事はあらかた記憶に濁りなく残っている。
その苦痛と人と、会える日があれば別れる日も必ずくると言う自然の摂理の恐ろしさは、祖母がいなくなって初めて感じたのである。
多分、私が高校時代が恋しいのは、当時祖父母が元気で私と一緒にいつもいたからかも知れない。
パソコンからBeatlesの「Yesterday」と言う曲が5回目流れ始めた。もうこれで5回目だ。
人間はだからこそユニークな存在なのであろう。
人間て思い出なしでは生きていけないと思います。
それにしても、すごい日本語力ですね。素晴らしいです。